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メディア掲載記事

燃料油脂新聞2014年7月2日掲載

大盛況のビジネス研究会
品質とCS向上テーマ
店舗数は6月で1300超 レンタス

 ニコニコレンタカー本部のレンタスは「第14回レンタカービジネス研究会」を各地で開催し、東京では6月27日に加盟店多数を集めて開催した。品質管理とCS(顧客満足)向上の一層強化を力説したほか、前年度の活動報告や好取組事例店の分析、加盟店支援策の紹介など盛り沢山の内容で盛況を極めた。

 レンタス代表取締役会長の増田信夫MIC社長が開会あいさつを行い「5月に開業1300店に達し、専業系を含め店舗数で全国トップの座に就いた。大手に準じる社会的責任を一層求められる立場となり、今後はCSで日本一のレンタカーを目指すことが大事だ」と強調した。

 全体実績レビューでは6月現在で1,318店舗・ニコレンメイト会員数120万人超、保有車両台数10,950台超と報告。4月の料金改定の影響については、1店平均売り上げが4・5月連続で前年比増が続き、江成和彦常務は「大きな混乱はない。他FCより高いと指摘されてきたカーナビ料金に手をつけることもでき、好調に推移している」と評した。

 品質管理について現状報告した小林修専務は、CSアンケートで悪評価が続く車両を貸出停止措置とする「レッドカード制度」の成果などに触れた上で、今後5年間の重点活動テーマを「CSナンバーワンレンタカー」とした。店舗数・車両数の拡大路線だけでなく、CS重視の店づくりを一段と強化するため新たに「ニコニコレンタカーお客様大賞」を制度化したとし、第一回表彰店を発表した=別項。

 そのほか加盟店支援策紹介では、レンタス取締役の蜂須賀元宏ホームネットカーズ専務が「新車特別リースプラン」と「レンタカー用クイックリペアシステム」を提案。コスト低減策として引き続き導入を促した。

 閉会あいさつの江崎眞一取締役(ホームネットカーズ社長)も「既存大手レンタカーに対し、品質で勝負していくことが重要」と繰り返し強調。 適正量の車両確保(増車)でサービス向上に努めつつ、CS重視の取り組みに理解を求めた。

CS優秀店を表彰
第1回グランプリは国立店
ニコレン大賞

 レンタスは「ニコニコレンタカーお客様大賞」の第1回表彰をビジネス研究会(別項)で発表した。車両品質とCS(顧客満足度)の高い店づくりを推進する一環として新たに制度化し、来年以降も年1回表彰していく。

 選定基準はレンタカー利用客に実施するCSアンケートの返信数と回答結果(接客や清掃など)、同アンケートに基づくニコラス(業務管理システム)の車両状態表示状況、売り上げや事故率、会員カード発行数など。

 第1回は相対評価方式でグランプリと優秀店の合計11カ所を選定したが、来年以降は一定基準を満たす全店を表彰する。

 小林修レンタス専務は「理想は全店の基準クリアだ。CSナンバーワンレンタカーに向けて各加盟店で取り組み強化してほしい」と強調した。

 第1回グランプリには国立店(東京都国立市=運営は佐藤商事、2009年4月開始)が輝いた。