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メディア掲載記事

油業報知新聞2013年3月25日掲載

幅広い自動車関連メニュー
MIC・オートキヨスク寒川SS

 マーケティングインフォメーションコミュニティ(MIC)のオートキヨスク寒川SS(神奈川県高座郡寒川町一之宮)は、昨年6月に運営継承したセルフSS。650坪の敷地面積にタツノ製給油機4基(同時8台給油)と灯油1基(ノズル2本)、ピットは2台が整備できる認証工場となっている。

 SSの立地は、海老名と茅ヶ崎を結ぶ産業道路沿いにあり、周辺には工業地帯と住宅地がミックスするバランス型の地域。また、まもなく圏央道として開通する新湘南バイパスや、さがみ縦貫道路のICも近隣にあり、今後通行量の変化が予想される。

 オートキヨスク寒川SSは、社員4名とアルバイト5名の計9名で運営され、車検・車販・板金・レンタカーと幅広い自動車関連メニューが揃っている。そのなかでも特に注力しているのが車検で、サービスルームなど店舗づくりを見ても注力具合がわかる。

 昨年6月の運営継承直後は月20台程度だったが、8月には40台、12月には60台、車検の最盛期となる3月は100台をクリアし、順調にべースを伸ばしている。これに対し、長島仙明店長は 「コンスタントに150台をクリアできるような体制をつくりたい」と述べる。

 長島店長は、運営継承のタイミングで平塚店から異動し、店長に抜擢された。しかし、就任して感じたことば周辺ユーザーと同SSの関係性が上手くいっていないことだった。地域に馴染むため、朝のあいさつや周辺道路の清掃などを積極的に取り組むと、そうした問題は解消に向かい、徐々に信用を獲得している。

 「周辺地域を大事にする」という考えは、平塚店時代に経験したことがバックボーンにある。そして、寒川店でも同様に信頼の芽が生まれてきている。

 車検や整備の技術力には絶対的な自信を持つ。チーフメカニックとしてもSSを牽引する長島店長は、ディーラーのメカニックから単身海外に渡り整備工場で勤務し、ワンオフでパーツ取り付けまでこなすなど、高度かつオールマイティな技術を持ち、ユーザーの愛車に正確で丁寧な作業を心がける。

 今後の店舗の運営方針について長島店長は、「車検は値段だけの勝負をしない。納得される整備・車検を提供して、さらに安価で年中無休という利便性が浸透されることでリピーターになっていただきたい」と、信頼と価格の両面で地域社会に貢献するSSを目指す。

 そして、信頼されるSS構築のための礎は、笑顔による朝のあいさつから始まっている。