ニコニコレンタカー本部のレンタスは8日、台湾で最大規模のオートオークション(AA)運営企業である行将企業有限公司の視察団を受け入れ、同社のFCビジネスモデルなどを説明した。
台湾では近年、日本の流通モデルを採り入れることで中古車市場が大きな変化を遂げている最中だ。オークションの歴史はまだ浅いが、POSシステムによる競り上がり、インターネットAAの展開、認証車制度の導入など「日本流」の仕組みが急ピッチで広がっているとされる。日本でSS中心に急拡大している中古車レンタカービジネスに対しても、注目が集まっているようだ。
視察団は行将企業有限公司のAA大手会員(大手の中古車事業者)を中心に約60人。最新の日本中古車流通事情を研究する一環として、レンタス本部とニコニコレンタカー仲町台店を視察。実際に運営しているレンタカー店舗の営業形態や、コールセンターなど本部機能の概要、加盟店オペレーションの業務内容の説明など。
ニコニコレンタカーの加盟店網は現在、全国で約1,000店に拡大している。その急成長につながった成功のポイントを学ぶ内容といえる。
行将企業有限公司は台湾最大の自動車メーカーである裕隆グループ系列のAA企業で、レンタスの親会社であるホームネットカーズともAA関連で取引関係がある。